Siri で学ぶ。次の金曜日と話しかけたら?具体的な数字で誤解をなくす

Siri (iPhone4s)はアメリカ人?

iPhone4s特徴のSiri。多くの人が使っていると思う。自分も使っている。Siriで英語の考え方がわかる興味深いことがあった。

予定をリマインダーに登録するためにSiriへ「次の金曜日に○○さんと会う予定。」と話しかけた。Siriはいい加減な自分の言葉を正確に認識したが、あれ?予定の日にちが違う。一週間ずれている。

ちょっと考えて、あっそうかと気づいた。Siriはもともとは英語。次の金曜日と言った私のせいで、Siriとの誤解が起こったのだ。(もっともSiriは正確に認識できている。)

次の金曜日は「next」?「this」?

Siriは「次の金曜日」を「next Fiday」と英語に訳してから理解しているのだろう。

よく英会話で話題になる「next Sunday」と「this Sunday」のニュアンス。つい「次の日曜日」をnext Sundayと日本人が表現したくなる言葉だ。「次の金曜日」とついSiriに言ってしまった。

日本人の「次の日曜日」は英語では「this Sunday」。「next Sunday」は日本語では次週(来週)の日曜日。英語では、一週間以内は「this Sunday」となり一週間より未来が「next Sunday」と表現する。感覚的についnextを使いたくなる。自分もそうだった。自然と”this”が口から自然と出るようになるまで何度も間違ったし、苦労した。

これは日本人がよく間違える英語表現。この話題を「日本人のちょっとヘンな英語」ディビット・セインさんのにて、P138からのエピソードで丁寧に描かれている。また、加えて「dinner」の日本人の感じているニュアンスとネイティブ(英語が母語)の人が持っているニュアンスのずれについても興味深い。

日本語でも「この日曜日はどんな予定?」と表現がある。英会話で慣れるまでは「この日曜日」を思い浮かべて話すといいかもしれない。

具体的に数字でコミュニケーション

それよりも、コミュニケーションで失敗しない・間違わない方法がある。

具体的な数字で表現したコミュニケーションが一番いい方法だ。this sundayと言った後でもいいから、「on the 15th of this  month」(今月15日)の表現をすればいい。もし無意識に「next ~」と話していても、日にちが違うから「あれ?予定の日は来週の日曜日?今週の15日?どっち?」と確認することになり、予定をもう一度確認するコミュニケーションになる。

勘違いしたままコミュニケーションが終わってしまって、予定が食い違ったままよりは、スマートじゃなくても予定を再確認する方が数段良いだろう。

具体的な数字でコミュニケーションすれば誤解は生まれないと思う。Siriにも具体的な数字で今度からは話しかけるようにしようと思う。

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