どれくらいか、伝えたい
告白やプロポーズではないです。
あの曲”好きだよ”というときです。映画、俳優、ゲームなど、いろいろな話題での会話である場面と思います。
好きでも、「興味を持っているレベルから、お気に入り、大好きなんだ、めっちゃ好き」まで、幅広いニュアンスがあります。
ここを上手く表現出来ると、会話が格段にスムーズになります。どれくらい好きなのかを伝えると、それに対応した答えが返ってくること可能性が高くなるので、話題か途切れにくくなります。
でも、likeとloveの2つの単語ではちょっと厳しい、そこで「fond」の登場です。
fond
英辞郞 on web によると形容詞で下の意味があります。
fond
【形】
- 好きな、好んで
- 優しい、愛情のこもった
- でき愛の
Oxford Advanced Learner’s Dictionaryでも調べました。
上位3つの意味を引用します。
1 fond of somebodyfeeling affection for somebody, especially somebody you have known for a long timeOver the years, I have grown quite fond of her.I’ve always been very fond of your mother.
2 fond of (doing) something finding something pleasant or enjoyable, especially something you have liked or enjoyed for a long timefond of music/cookingWe had grown fond of the house and didn’t want to leave.
3 fond of (doing) somethingliking to do something which other people find annoying or unpleasant, and doing it oftenSheila’s very fond of telling other people what to do.He’s rather too fond of the sound of his own voice (= he talks too much).
…………….
はじめは動詞と思っていましたが、形容詞でした。たしかにニュアンスが少し違うと感じます。なんというか「肩に力が入っていないけどかなり好き」。こんな印象を持ちました。
likeとlove
いままでは、この2つの単語でなんとか”やりくり”してきました。veryやreallyを付け足して表現してきました。interestingもたまに使ってきました。
ただ、likeとloveの好きという「程度」の強さが違うとも感じていました。
そんなある日、「将棋が好き、チェスが好き、碁はどうなの?」とオーストラリア人の先生と話が盛り上がりました。とっさに”favorite”を使えなかったこともあって、全部を「like」で言っていました。
「おいおい、全部がおなじくらい好きなの?」と聞き返されました。
じゃと、”love”で表現しました。今度は「そんなに好きなのかい?」と聞いてくれました(実際は会話の流れで、私が”どれくらい”好きかを理解してくれていて、丁寧に指導してくれているわけです)。
「.......」となっていたら、「「”fond”があるよ、これは”likeとlove”の間ぐらいの好きを表現するのに使うんだ、覚えておくといいよ。」と教えてくれました。知りませんでした。この単語。
単に、知らなかったのは勉強不足なだけですが、いいことを教えてもらいました。
“likeとlove”の間のニュアンスを伝えたかった時はたくさんありました。でも表現方法を知りませんでした。知らないことはどうしようもないし、基本的なlikeを知っているがために、中途半端に表現出来てしまっていた?わけです。
なかなか自分では探しにくいことを教えてもらえました。
Jazz
Jazzが大好きです。Bill Evansの大ファンです。Miles Davis も大好きです。でも、Bill Evansが一番です。この場合にfondが便利です。
I like Jazz. I love sound of Bill Evans!, and I’m fond of Miles Davis, too.
もちろん、比較してみる方法など違う伝え方もあると思います。表現方法は多い方がいいですよね。